【翻譯】鼓動(下篇)(咎狗SA日文同人)

 

 

(3) Fin

 

 

  落ちていく…

  正在下落…

 

  深く

  深遠地

 

  深いところに。

  深底之處。

 

 

  俺はどこまで落ちていくんだろう

  我會掉到哪裡去呢。

  この先には…何があるんだろう… 

  在這前面…有著什麼呢…

  長い間落ちている感覚。

  很長一段時間都在掉落的感覺。

 

  どこからか開放感が漲る。

  不知從何而來的解放感在高漲。

  この先は心地良い所なのだろうか…

  在這前方是能讓人感覺舒暢的地方嗎…

 

 

  期待している。

  期待著。

 

  だけど…

  但是…

 

 

 

  周りは真っ暗だ。

  四周是一片漆黑。

  何も見えない。

  什麼也看不見。

  何も聞こえない。

  什麼也聽不到。

  また…一人なのだろうか…

  又是…一個人了嗎…

 

  また…静かな所で一人になるのだろうか…

  又是…一個人待在寂靜無聲的地方了嗎…

 

 

  『…ねぇ…』

  『…吶…』

 

  誰だ?

  誰?

 

  子供の声が聞こえた。

  聽見了小孩子的聲音。

 

  『…苦しいの?』

  『…很痛苦嗎?』

 

  これは……俺?

  這是……我?

 

  被験体として扱われる前の…記憶が消される前の俺だ。

  被當作實驗體對待前的…記憶被消除前的我。

 

 

  …どうして俺が…

  …為什麼我會在…

 

 

  『…どうしてここに来たの?……もう来ないと思ってたのに…』

  『…為什麼會到這裡來?……以為已經不會再來的…』

 

  どういう意味だ?

  什麼意思?

 

  『…ここに来るのは…初めてじゃないはずだよ…』

  『…不是第一次…來到這裡的意思哦…』

 

 

  まだ幼い頃の俺はどこか悲しそうな表情を浮かべている。

  仍是年幼模樣的我浮現出了悲傷的表情。

 

  『研究材料として色んなことやらされた…もうあんなことしたくない。……苦しいだけだし……だけど、もうすぐ記憶が無くなるんだ。…苦しいのを忘れられると思ったけど……そうじゃない…。忘れた後が怖いんだ……俺は…どうなるんだろうって…』

  『當作研究材料被作了許多事情…不想再經歷那樣的事。……很痛苦……但是,很快地就會沒有記憶了。…雖然想將痛苦的事情忘記……但不是那樣…。害怕忘記之後……我會…變成怎樣…』

 

 

  幼い頃の俺はこんなに不安を抱えていたのだろうか…

  年幼時候的我是這樣抱持著不安嗎…

 

  『…今でも怖いよ……俺の血は…呪われているんでしょ?……』

  『…現在也依然害怕喔……我的血…是被詛咒了對吧?……』

 

 

  そう…俺はナル・二コルだ。

  沒錯…我是Nicole的病毒帶源者。

  この血は呪われている。

  這個血是被詛咒了。

 

  トシマで体験した事の記憶が蘇った。

  在豐島所經歷的記憶甦醒了。

 

 

  そして俺は…

  那之後我…

 

 

  …シキ……

  …Shiki……

 

 

  そうだ…シキ出会った。

  對了…和Shiki相遇了。

 

 

  『…ここに来たって事は……記憶を無くした俺はまだ苦しんでいるの?』

  『…會來到這裡……是因為沒有記憶的我再次感到痛苦了嗎?』

 

  俺がここに居るのは…なにか苦しいことがあったからなのか?

  我會在這裡…是因為遭遇了什麼痛苦的事嗎?

 

 

  確かに……苦しかったかもしれない

  確實……或許是痛苦著的。

 

  『大人になった俺は……幸せにはなれなかったの?』

  『變成大人的我……並沒有變得幸福嗎?』

 

 

  辛かったけど…

  雖然很痛苦…

 

  それは違う…

  但是並不是那樣…

 

 

  そうじゃない。

  並不是那樣。

 

 

  ナル・二コルだということは不幸なことかもしれない。

  或許身為非Nicole病毒帶源者是件不幸的事也說不定。

  でなければ、トシマに行くことも、ケイスケを失うこともなかったはずだ。

  如果不是這樣,就不會到豐島去,也就不會失去了Keisuke

  けれど、俺は自分の運命を受け止めた。

  但是,我接受了自己的命運。

  ナル・二コルだという悲運を受け止めることが出来たんだ。

  已經接受了這個身為非Nicole悲慘的命運。

  なぜなら…

  要說為什麼…

  ナル・二コルでなければ…

  如果不是Nicole

  シキと出会うこともなかった。

  也不會和Shiki相遇了。

 

  初めは自分勝手で、やることめちゃくちゃで、死んだほうがマシだと思ったけど、結果的にシキに出会えて俺は幸せだった。

  初次見面時就自以為是的,所作的事情亂七八糟,甚至想著死了還比較好,結果能遇見Shiki我卻是幸福的。

 

  苦しかったけど…そばに居るだけで幸せだった。

  雖然很痛苦…但只要待在身邊便已覺得幸福。

  シキには俺が居ないと駄目なんだって…そう思うだけで自分の存在理由が出来て、愛しくて…いつの間にか自分がシキを必要としていた。

  Shiki不能沒有我在身邊…只是這樣想著這便是自己存在的理由,深愛著…不知什麼時候反而變成自己無法沒有Shiki

 

  だから…この血を恨んだことはない…

  所以…並不曾恨著這個血…

 

 

  『だったらどうしてここに居るの?』

  『既然如此為什麼會在這裡呢?』

 

  …分からない…

  …不知道…

 

  だけど…ここから動きたくないんだ。

  但是…在這裡無法動彈。

  戻ったら……また怖くなる。

  回去的話……又會再一次感到害怕。

 

  『……待ってるよ……』

  『……等待著哦……』

 

 

  ………誰が?

  ………誰?

 

  『…聞こえないの?ずっと…誰かが俺の名前を呼んでいる……アキラって。……でも…俺のことじゃないような気がする…』

  『…聽不見嗎?一直…有誰在呼喚著我的名字……叫著Akira。……但是……那感覺並不是在呼喚我…』

 

  幼い俺は顔を挙げ、真っ暗な世界を見上げた。

  年幼的我抬起臉,看著上頭一片漆黑的世界。

  まるで、この上には出口があると知っているかのように。

  就好像,知道著這個上面有著出口一樣。

 

 

 

  でも…耳を澄ましても聞こえない。

  但是…即使側耳傾聽也無法聽見。

 

  何故…どうして?

  為何…為什麼?

 

  その声は…シキなのか?

  那個聲音…是Shiki嗎?

 

  シキが俺を呼んでいるのか?

  Shiki在呼喚我嗎?

 

 

  な…なんでだよ…っ…

  為…為什麼……

 

  『どうしたの?』

  『怎麼了?』

 

 

  聞こえない……

  聽不見……

 

  聞きたいのに…

  明明想聽見的…

 

  聞こえない…

  卻聽不見…

 

 

  『……信じよう?』

  『……相信嗎?』

 

 

  信じる…?

  相信…?

 

 

  『また苦しいことが待っていたとしても…信じよう?』

  『即使前方有著痛苦的事情在等待…也相信嗎?』

 

  また…信じるのか…

  可以…再相信嗎…

 

 

  『そうすれば……叶うかもしれないだろ?』

  『這樣的話……就有可能實現不是嗎?』

 

 

  シキが目覚めますように…

  就像相信著Shiki醒來一樣…

 

 

  そう願った時の俺に…

  那時那樣期望著的我…

 

 

 

  『…信じれば……聞こえるかもしれないよ?…未来が…』

  『…相信的話……說不定就聽得見哦?…在未來…』

 

 

 

  戻れるだろうか…

  回得去嗎…

 

  シキの元に…

  Shiki的身邊…

 

  こんな弱い俺でも、シキは必要としてくれるだろうか。

  即使是這樣軟弱的我,對Shiki來說是否是必要的呢。

  もし、そうならば…俺はまだ生きていける?

  假如,是那樣的話…我便能再一次活下去?

 

 

 

 

  ……アキラ……

  ……Akira……

 

 

 

  ほんの僅かに聞こえた声…

  聽見了細微的聲音…

 

 

  胸が高鳴る…

  胸口高昂地叫響著…

 

 

  『ほら…ね?』

  『看吧…吶?』

 

  幼い俺は、そのまま走り去った。

  幼時模樣的我,就這樣跑開了。

 

 

  幸せが何なのかまだ分からない…

  幸福究竟是什麼現在仍不明白…

 

 

  この先、何が待っているのか分からない。

  在這之前,什麼在等待著我也不知道。

 

 

  不安で仕方ない。

  不安得不知如何是好。

 

  だけど…

  但是…

 

 

  もう一度声を聞きたい…

  想再一次聽見聲音…

 

 

  もう一度…

  再一次…

 

 

  会いたい……会いたい……シキに…

  好想見……好想見……Shiki……

 

  もう逃げないから、俺のそばにいてくれ

  已經不會再逃避了,請待在我的身邊。

 

 

  あんたが…好きなんだ…

  喜歡著…你啊…

 

 

 

  「……っ………」

  「……嗯………」

 

 

  次の瞬間、見慣れない部屋の天井が目に入った。

  下一瞬間,沒有見過的屋子的天花板映入眼簾。

  体を起こそうと思っても全く力が入らず、喉の渇きを覚えた。

  即使想讓身體坐起也無法使出力來,感覺喉嚨口渴了。

  軽く首を動かし辺りの部屋を見渡す。

  輕輕地移動著頭掃視著房間的四周。

  そして自分に繋がれているいくつものパイプを見つめる。点滴の跡が凄い。

  然後看見有幾條管子連繫著自己。點滴的痕跡散佈四處。

  体も重い…

  身體也很沉重…

 

 

  周りに誰も居ない…。

  周圍沒有任何人在…。

  長い間眠っていたのか…

  睡了很長一段時間了嗎…

 

  朦朧とする意識の中で思いを手繰り寄せ

  朦朧的意識中照著所想地反覆移動著手。

 

  「……シキ…」

  「……Shiki…」

 

 

  カラカラになった喉で唯一出た言葉。

  變得乾啞的喉嚨唯一脫出的話語。

  掠れた声では届かないだろう…

  嘶啞的聲音是傳達不到的吧…

 

  シキはどこに…

  Shiki在哪…

 

 

  ふと、顔を傾けるとベッドサイドに車椅子を見つけた。

  驀地,側著臉看見了床邊的輪椅。

 

  間違いない。

  不會錯的。

 

  シキの……シキの車椅子だ。

  Shiki的……那是Shiki的輪椅。

 

  しかしそこには、座っているはずのやつがいない…

  但是那裡,一直以來坐在那裡的傢伙不在…

 

  「…っ……」

  「…………」

 

 

  朦朧としていた意識がはっきりと目覚めた。

  原本朦朧著的意識倏地清醒過來。

 

 

  自分でもこれ以上ない程目を見開いて車椅子を見つめる。

  以自己無法再睜大的目光緊盯著輪椅。

  微かだが…車椅子の紺色のシートが黒くシミを作っていた。

  細微的…輪椅那藏青色的座椅上有著黑色的斑點。

  まるで、血痕が乾いて染み付いているようで…

  就好像,血跡乾了後染上去的一般…

 

 

  絶望的な感情が溢れる。

  絕望感滿溢出來。

 

 

  俺は……シキを守りきれなかったのか?

  我……沒有保護住Shiki嗎?

  撃たれた後の記憶はない…

  沒有被擊中後的記憶…

  あの時、シキが助かったとしても、俺が眠っている間に…

  那個時候,即使救了Shiki,但在我沉睡的期間…

 

 

  有り得ないことはない

  不是不可能的事。

 

  あの時のシキは…

  那個時候的Shiki

 

  いつ死んでもおかしくなかった。

  什麼時候死去都不奇怪。

 

 

  『また苦しいことが待っていたとしても……信じよう?』

  即使前方有著痛苦的事在等待著…也相信嗎?

 

 

  「っ……ぁ…っ………」

  「呲……啊…唔………」

 

  …全然…

  …根本…

 

  駄目だ

  不行啊

 

 

  俺のそばにシキが居ない。

  如果我的身旁沒有Shiki在。

 

  これが…信じるべき現実なのか?

  這便是…必須相信的事實嗎?

  苦しいことは……こういうことなのか?

  痛苦的事……就是指這樣的事嗎?

 

  「っ…………くっ……」

  「唔…………咕嗚……」

 

  何を信じればいい?

  該相信什麼才好?

  何を信じればシキが戻ってくるんだ?

  該相信什麼才能讓Shiki回來?

 

 

  喉が渇いてるのに涙が止まらない。

  明明喉嚨是那樣乾渴,眼淚卻無法停止。

 

  信じるって覚悟決めたくせに…

  明明有著決定要相信的覺悟…

 

  シキが居なきゃ全然駄目だ…

  Shiki不在的話就完全不行…

 

  「…っ……シキっ……シキ!…」

  「…咕……Shiki……Shiki!…」

 

  まだ…好きだと伝えてもいないのに…

  還沒…都還沒有將喜歡說出口…

 

  「…ひっ……っ…シ…キ……」

  「…嗚……嗚……Shiki……」

 

 

 

  シキっ!!!

  Shiki!!!

 

 

 

  「なんだ…」

  「做什麼…」

 

 

 

 

  ……え…?

  ……欸…?

 

  息が止まった。

  呼吸霎時停止。

  確かに聞こえた声。

  確實聽見了聲音。

  凛としていて揺ぎ無い…この声は…

  凜然且毫無動搖的…這個聲音是…

 

 

  僅かに首を傾けると、シキがドアに持たれるように立っていた。

  稍微傾斜了頭,Shiki像是倚靠著門般矗立在那裡。

  俺を見下ろし、鋭い眼差しで見つめてくる。

  俯視著我,以銳利的目光凝視著。

 

  シキの瞳は神しく輝いていた

  Shiki的眼瞳炯炯有神且充滿光輝。

 

 

  「…ぁ………」

  「…啊………」

 

  声にならない。

  無法發出聲音。

 

  「なんだその腑抜けた面は……主の顔でも忘れたか?」

  「那是什麼窩囊廢似的表情……主人的臉也忘記了嗎?」

 

 

  低く、そして静かで落ち着いた声。

  低沉的,平靜且安穩的聲音。

  だけど、その声に切なさはない。

  但是,那個聲音並不覺得難受。

 

 

  「……シ…キ…?……嘘…」

  「……Shiki…?……騙人…」

 

  初めて出会った時の姿。

  初次相遇時的模樣。

  何も変わらない。あの時のシキだ。

  什麼也沒有改變。是那時候的Shiki

 

  「……………」

  「……………」

 

  シキは黙ったまま近づいてくる。距離が縮まるたびに俺の鼓動が高鳴った。

  Shiki就這樣沉默地靠近過來。距離逐漸縮短的同時心臟的鼓動聲也逐漸高昂起來。

  そして、ベッドの端に腰を下ろし、俺の頬に触れる。

  然後在床邊坐下,撫摸著我的臉頰。

 

  「…っ……」

  「…唔……」

 

  暖かい…

  好溫暖…

 

  手は冷えてけど……そうじゃない。

  手雖然是冰涼的……但卻不是那樣。

 

  違う。

  不是。

 

  これは生きてる手だ

  這是活著的手。

 

 

  「ぁ…っ……はっ…」

  「啊…嗚……哈……」

 

  「泣くな…」

  「不要哭…」

 

  低く、シキの声も少し掠れていた。

  低沉的,Shiki的聲音有些沙啞。

 

  涙が止まらない。

  淚水停不下來。

  嘘みたいだ。また、こうして姿を見ることができるなんて。

  好像騙人的一樣。居然,能再看見這樣的模樣。

 

  触りたい…触れたい…

  好想碰觸…好想碰觸…

 

 

  両手を縋るようにシキに向かって掲げた。

  兩手像是在尋求依靠般朝Shiki的方向伸去。

  その瞬間に手を引かれ、抱き寄せられる。

  那個瞬間手臂被拉了過去,就這樣抱在懷裡。

 

 

  「…シキ……っ…」

  「…Shiki………」

 

  体を起き上がらせることで体に痛みが走ったが、そんなことは気にならなかった。

  身體被拉起的同時疼痛便在體內奔走起來,卻已經無法去在意那種事。

 

  それよりも、シキの匂いが俺を包み、強く抱かれていることに鼓動が激しく高鳴っている。

  比起那個,Shiki的氣息將我包圍住,被強力地緊抱住使得心臟激烈高昂地鼓動著。

  こんな風に抱かれたのは初めてだった。

  被這樣抱著是第一次。

 

  シキが愛しくて…力が入らない腕でも強く抱きしめた。

  太愛Shiki了…即使無法使上力的手臂也強力地回抱著。

  覚えている細い体じゃない。

  不是記憶中那細瘦的身軀。

  逞しくて…強い。

  是健壯…而強勁的。

 

  「…アキラ……」

  「…Akira……」

 

 

  耳元で囁かれる声。

  耳邊低語的聲音。

 

  駄目だ…涙が止まらない。

  不行了…眼淚停不下來。

 

 

  「…この俺を待たせるとは……偉くなったものだな…お前も…」

  「…居然讓我這樣等待……真是了不起的傢伙啊…你真是…」

 

  体を支えながらも片手で俺の涙を拭ったシキの指。

  一邊以單手支撐著身軀,Shiki伸出手指拂拭掉我的眼淚。

  その言葉に俺は驚いた。

  那句話令我震驚。

 

  「っ……待ってて……くれたのか…」

  「………你一直……在等待嗎…」

 

  聞きたいことはいっぱいあるはずなのにそれしか言葉に出来なかった。

  明明想要問的事有太多,卻無法轉變成話語說出口。

 

  「…お前が…俺を待っていたように……俺も……お前を待っていた…」

  「…就像你…一直在等待著我一樣……我也……在等著你…」

 

  静かな声…言葉の一つ一つが俺の鼓動に響く。

  平靜的聲音…話中一字一字動搖著心臟的跳動。

 

  「…なんで…っ…」

  「…為什麼……」

 

  「お前は俺のモノだろう…。俺は…もうお前を手放すつもりはない」

  「你是我的東西不是嗎…。我…已經不打算對你放手了。

 

  静かだけど強い言葉…

  平靜卻強勁的話語…

 

  その強く、傲慢な言葉に忘れかけていた臍のピアスが疼く。

  忘記了那樣強大、傲慢的話語,臍環正疼痛著。

  初めて、この瞳に支配された時の様に。

  就像第一次,被這雙眼支配的時候。

 

  シキの存在をもっと確かめたくて体に触れた。

  像是為了更加確認Shiki的存在而碰觸著身體。

  それを咎めることなくシキは俺を見つめ、指が唇に触れる。

  並沒有責怪那樣的行為,Shiki只是凝視著我,手碰觸到了嘴唇。

 

  目が合った瞬間――

  視線交合的瞬間──

 

 

 

  俺達はお互いが引き寄せられるように口付けた。

  我們互相像是想將彼此拉近一般接吻著。

 

 

  何度も

  好幾次

 

  何度も

  好幾次

 

 

 

  強く

  強力的

 

 

  激しく

  激烈的

 

 

 

 

  今までの時間を取り戻すかのように

  像是想將到目前為止的時間全部補回一樣。

 

  思い起こせば、これが初めてのキスかもしれない。

  如果仔細想起的話,這說不定是初次的接吻。

  トシマでのキスはその意味さえ分からなくて。

  豐島時那個吻的意義無法明白。

 

  トシマを出てから、体の繋がりはなかった。まるで俺の存在が忘れられているかのように。

  從豐島出去後,身體不曾有過聯繫。就好像已經將我的存在遺忘一樣。

  そしてシキの意識がなくなってから、俺は眠るシキに戸惑いながら口づけをする。

  然後在Shiki的意識逐漸消失之後,我曾對睡著的Shiki一邊猶豫邊親吻了他。

  一方的で……虚しい行為だった。

  那是單方面的……空虛的行為。

 

  なのに…こんなキスは…

  但是…像這樣的吻…

 

  体の心から熱くなってくる。愛しさが込み上げて、苦しくて…でも、苦痛じゃくて…シキを想い過ぎて苦しくて…

  從身體的內心開始變得炙熱。喜歡的感覺奔湧上來,好痛苦…但是,並不是疼痛…太過喜歡Shiki所以才感到痛苦…

 

 

  胸に当てた手から伝わるシキの鼓動。

  依靠在胸前的手傳來Shiki的心跳聲。

 

  同じだ…俺の鼓動と。

  一樣的……和我的心跳聲。

 

  これは、あの時感じた絶望と不安に駆られる悲痛なものじゃない。

  這,並不是那時被絕望與不安所驅使的悲痛。

 

  本当に…眠れない日は終わったんだ

  真正的…無法成眠的日子結束了。

 

 

  「……シキ…」

  「……Shiki…」

 

  「なんだ…」

  「怎麼…」

 

  「…おはよう…」

  「…早安…」

 

 

  唇が離れた合間に呟いた。

  唇分離的片刻我小聲地說著。

  皮肉にも取れるその言葉に、シキは薄く笑い

  沒有任何諷刺意味的話語,令Shiki淡淡地笑了。

 

  言葉のかわりに優しいキスをした。

  代替言語的回應是溫柔的吻。

 

 

 

###############

 

 

  「なぁ…外行かないか?」

  「吶…不去外頭去嗎?」

 

  アキラは目の前でソファーに足を組んで座るシキに声をかける。

  Akira在眼前的沙發上盤腿坐著Shiki開口。

 

  「…行きたいのか?」

  「…想去嗎?」

  「…もう春だろ?…桜が…咲いてるかなって思って…」

  「…已經是春天了吧?…櫻花…想說可能已經開花了…」

 

 

  アキラが目覚めてから3ヶ月が経った。

  Akira醒來之後已經過了三個月。

 

  季節はすでに春となり、暖かい日差しが出始めていた。

  季節早已到了春季,溫暖的陽光逐漸展露出來。

 

  「お前が花に興味があるとはな…」

  「沒想到你竟然還有賞花的興趣啊…」

  「…綺麗じゃないか。アンタがまだこれに乗っている時、ずっと思ってたんだ……シキと桜が見れたらなって…」

  「…不是很漂亮嗎。你還坐著這個的時候,就一直在想了……能和Shiki一起賞櫻就好了…」

 

  アキラは自分が座っている車椅子を撫でた。

  Akira撫摸著自己坐著的輪椅。

  過去にシキが使っていたもの。

  那是過去Shiki使用過的東西。

 

  今はアキラが使っている。

  現在由Akira使用著。

 

  銃で撃たれた両足はすでに麻痺し、自分の力で動かず事が出来なくなっていた。

  被子彈擊中的兩腿早已麻痺,變成無法依靠自己的力量行動。

  一人では立つことも歩くこともできない。

  一個人站立起來甚至行走都無法做到。

 

  過去の…シキのように…

  就像…過去的Shiki一樣…

 

  それでもアキラは諦めなかった。

  即使如此Akira也沒有放棄。

 

 

  「桜見ながらなら、リハビリも捗りそうだし…」

  「要是去賞櫻的話,復健也能有所進展的樣子…」

  「見なくても根性があれば歩ける」

  「即使不看只要有耐性的話就能走。

 

  そう言いながらもアキラの車椅子を押すシキ。

  雖然這麼說著的Shiki仍推著Akira的輪椅走出去。

 

  「人間誰しもアンタみたいにはいかないんだよ」

  「誰都不像你一樣會不想去的。

 

  少しふて腐れながら呟くアキラは深い溜息をついて、小さく笑う。

  稍微鬧情緒般低語著的Akira伴隨著深深的嘆息,小聲地笑了起來。

 

  アキラがシキの車椅子を押していた時とは違う。

  和Akira推著Shiki的輪椅時的情況不同。

  今は、どちらにも意志がある。

  現在,不論是誰的意識都清醒著。

 

  たとえ自分の足で立てなくても、あの時とは違う。

  即使自己的腳無法站立,也和那時候不同。

 

 

  「…桜…綺麗だな…」

  「…櫻花…好漂亮呢…」

 

  桜の木の下でアキラは呟いた。

  櫻花樹下的Akira低語著。

  シキは何も言わず、ただ黙って桜を見上げていた。

  Shiki什麼話也沒說,只是沉默地仰望著櫻花。

 

  「来年は…アンタの隣に立って見てやるから…」

  「明年…會站在你的身邊看的…」

  「当たり前だ。いつまでも主に車椅子を押させるな」

  「那是當然的。別老是讓主人推著輪椅啊。

 

 

  シキの皮肉にアキラは微笑み、その笑みにシキも僅かに口元を緩めた。

  對於Shiki的諷刺Akira露出微笑,看著那個笑容Shiki也緩緩放鬆了嘴角。

 

 

 

 

 

  もう…二人の鼓動が鳴り止まぬことはないだろう

  已經…沒有能讓兩人鼓譟的心跳聲停止的事了吧。

 

 

 

 

  それは

  那是

 

 

 

  喜びと愛しさが奏でる

  喜悅與愛的奏鳴

 

 

 

 

 

  甘い鼓動なのだから

  因甜蜜而鼓動的心跳聲啊

 

 

 

 

 

END

 

 

 

系列後續番外

 

一生っていえよno.1no.2

Silent Love no.1no.2

Beat Love待てます

 

 

 

◎不負責任的譯者碎念

 

  以之前那篇的速度而言本以為要花上三天,但這次卻只花一天半的時間就大致將翻譯+修改完成(為維持原文潤色已盡量避免),該說是有進步還是習慣了呢…(苦笑)

 

  這篇最有趣的部份也許是以AkiraShiki為視角中間的轉換,兩人因為性格與接受教育程度之間的差異(我並沒有在說你笨哦Akira XDD),所以說話方式也有很大的差別。對我來說卻是一樣的麻煩XD

 

  比較習慣Shiki比較文謅謅的說話方式(畢竟這是小說不是口白),對於Akira較為粗魯的旁白怎麼寫都不太習慣XD 所以中篇翻得最順(上篇的戰鬥場面折磨死我…),但語氣上卻又是Akira比較好抓準,比起Shiki那充滿唯我與霸氣的說話方式來說真的比較貼近一般人XDD 所以在翻譯的時候總是要注意是否足夠冷冽與自我,盡量維持住原文的語氣。

 

  最難過的部分不用說,Akira這小孩讓我心疼的要死啊~~~不止心痛還身傷…折磨著譯者的心靈長時間不斷摧殘著(;><) Shiki你這傢伙到底讓咱可愛的Akira噴了多少淚啊~~!!(指) 想說Shiki的視角應該會好點…結果只是換另一種角度心痛呀(淚)

 

  覺得最可愛的部份大概是ShikiAkira睡著時偷偷抱他,後來才知道AkiraShiki沉睡時也偷偷親過他,這根本是笨蛋夫妻吧!!≧▽≦(但Akira只是純情的偷親,Shiki你在人家昏睡的時候偷作了什麼!!()

 

  不過可能是因為先看過〈一生っていえよ〉的關係,結尾處並沒有讓我有太大感覺,(甚至覺得把“愛和喜悅”這句話放在SA身上整個有種詭譎的迥異感XDD)不過整篇還是非常棒

 

  這下本篇就完結了。敬請期待接下來爆笑得要命也甜得要命的番外XD

 

 

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大感謝

是說太感謝大人的翻譯了
這個故事真的很對我的胃口啊啊~~~


那個另外能問一下大人
一生っていえよ no.2 的密碼麼?
因為真的很想看...
可是又沒有密碼..

Re: 大感謝

總算會用回覆了...Orz

能讓親喜歡真令人開心~
親的留言或按下拍手對我都是一種鼓勵和加油=v=

萬年不變密碼提示:配對簡稱(請用英文)
真的猜不到請另行通知~會使用郵件告知。

真的不懂

那個啥..是說之前湘我有問過大人這篇的No.2的密碼是啥..
然後大人作出了回答,真的很感謝
可是關於下面那個提示..
萬年不變密碼提示:配對簡稱(請用英文)
密碼是兩個字的麼?我拼命的試著配對簡稱(應該是我想的那兩個英文字吧)
可是一直進不去..OTZ
能夠麻煩大人發一下電郵告知麼?
地址是 angelng0312@hotmail.com

Re: 真的不懂

已寄出~
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